RubricMark編集部・確認日:2026-10-21
行政書士の記述式は、何を意識して書けばよいですか?
まず「誰が、誰に、何を、どの根拠で求めるのか」を整理し、設問が要求する要素だけを40字程度にまとめます。これは学習上の整理手順で、公式の採点基準や部分点を再現するものではありません。
文字数を見る前に、設問が求める答えを読む
公式案内では、法令等の記述式は40字程度で記述するものとされています。令和7年度の配点は3問・計60点でした。ただし、その事実から、特定の語句一つに何点付くかまでは分かりません。文字数を合わせるだけで正しい解答になるわけではありません。
設問が「理由」を求めるのか、「請求の相手」を求めるのか、「どのような訴え」を求めるのかを先に確認します。使う語句や書き出しが指定されていれば、その条件も別にメモしてください。
事実・ルール・結論の三段階で下書きする
最初に人物や行政機関の関係を整理します。次に適用する制度と、その制度が使える要件を挙げます。最後に設問に対応する結論を一文で書きます。初めから40字へ押し込めず、必要な要素が揃ってから重複した表現を削る練習です。
例えば民法なら、誰が意思表示をしたのか、誰の行為が問題か、相手方が事情を知っていたかという条件を分けます。行政法なら、処分をした機関と、不服を申し立てる人を混同しないようにします。これは読み取りの型で、どの事件でも同じ結論になるという意味ではありません。
選択肢の復習を、一文で説明する練習へ変える
択一式を解いた後、正しい選択肢を見ずに理由を一文で説明します。次に、条件の一つを変えると結論がどう変わるかを考えます。単語の暗記にとどまらず、要件と効果を自分で結び付ける練習になります。
過去の記述式では、まず時間を区切らず必要な要素を揃え、その後に時間を計って解きます。初回の答案と、解説を読んで直した答案は別に保存してください。直した文章が書けることと、初見で書けることを区別できます。
自己確認は、点数を決めるより抜けを探す
設問に答えているか、主体と相手方が正しいか、要件と結論がつながるか、指定語句や文字数に沿うかを確認します。模範解答と表現が違うときは、意味の違いか単なる言い換えかを検討します。採点が不明な答案に、根拠なく満点や合格相当という数字を付けないようにしましょう。
よくある質問
記述式は最後にまとめて勉強すればよいですか?
学習上は、択一式の復習と一緒に短い説明を書く練習を始められます。知識を選択肢なしで説明できるか、早めに確認しましょう。
40字ちょうどでなければいけませんか?
公式案内の表現は「40字程度」です。実際の問題に示された解答方法や指定を読み、必要な要素を満たして簡潔に答える練習をします。
参考資料
行政書士試験研究センター:令和8年度試験案内 / 行政書士試験研究センター:令和7年度合否判定基準(PDF) / 行政書士試験研究センター:過去の試験問題と正解
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