Practise the thinking. Keep the judgement.
就職偏差値の見方:企業ランキングを自分の合格可能性にしない
公開ランキングの数字が何を表すかを確認し、応募先選びを仕事内容と自分の経験へ戻します。
その数字は誰がどう作った?
「就職偏差値」と書かれた企業一覧を見つけたら、作成者、調査対象、収集時期、計算方法を確認します。偏差値という名称だけでは、比較集団や得点データを用いた統計値だと判断できません。
通常の偏差値は、ある集団の平均と標準偏差に対して個人の位置を表すための指標です。企業に付いた数字を、そのまま自分のSPIの成績や内定の確率に置き換えることはできません。
数字が同じでも採用条件は分からない
架空の一覧でA社に65と書いてあっても、自分の成績が65なら応募すべき、64なら応募しても無駄、とは導けません。そもそも一覧の65と自分の模試の65が同じ対象・方法で作られた数値か分からないからです。
採用では、職種や募集条件、経験、選考課題など確認すべき情報があります。企業全体の印象を一つの数字にした一覧は、特定の募集の要件を代わりに示すものではありません。
応募先を比較する項目を作る
仕事内容、応募要件、勤務条件、選考で求められる提出物を募集情報から整理します。その横に、自分の経験で説明できることと、まだ確認が必要なことを分けて書きます。
知名度や順位を希望条件に含める場合も、それだけで一覧を完成させず、実際にどの仕事をしたいかを言葉にしてください。根拠のある比較に戻すことが目的です。
次に自分で変えられる準備へ進む
受検案内にSPIがあれば、言語・非言語の短い練習で今の課題を観察します。書類が必要なら、経験と行動を具体的に書き出します。どちらも、根拠の不明なランキングを眺め続けるより準備内容を明確にできます。
練習の結果は学習の材料として扱い、企業ごとの非公開の通過基準や内定可能性を推定した値として表示しません。
自分で確かめる
企業の就職偏差値が60、自分の模試偏差値が62でした。この二つだけで通過可能性を計算できますか。
解答と解説を見る
計算できません。
対象集団、測定内容、計算方法が一致しているとは限らず、採用条件や評価方法も不明です。